中学校での講和に脇汗の洪水

お店がある熊野市有馬町の有馬中学校では、二年生を対象に職場体験に取り組んでいます。
事前学習として、知り合いの先生から講和の依頼がありました。

「ゲッ! まじ? 断りたいなぁ」そう思いましたが
剣道の大先輩である方からの依頼で 『受けてもらわんと困る!』ということでした。

「いったい何を話せばいいですか?」

先生は『お前の生い立ちとか、剣道のこと、今の仕事の話をしてくれたらいい』

『悪いけどあんまり日にちがないんや。持ち時間は45分や、頼むぞ!』 と。

「45分!  長っ!! アドリブでは到底無理な時間やげ(汗 」

「は、はい。 うまく出来るか分かりませんがやってみます。」


話だけでは間が持ちませんので、パワーポイント使って映写機で写した写真を見ながら
話をすることにしました。

パワーポイントを全く知らないわたしは、まず手伝ってくれそうな人探しから。
商工会議所の職員をしている友人に話をすると、快く引き受けてくれました。

幼少の頃はいじめっ子で友達がいなかったこと、
その後、剣道と出会い和歌山代表で日本武道館へ行ったこと、
高校ではファッションに目覚め、アルバイトをして高価な服を買っていたこと、
バンタンデザイン研究所へ進み、華やかな東京での生活を夢見ていたが
食べ物もない貧乏生活の経験があることなどを
ワードへ打ち込み当時の写真と一緒にメールで友人に送信しました。

講和を行う前日に、出来上がったパワーポンとを使って予行練習をしたのですが
たった15分で終わってしまいました。

45分は長すぎる!
どうしよ~

クイズを入れて、最後に質問の時間を取ったとしても30分は話さないといけないなぁ。

練習を見てくれていた友人二人が、パワーポイントをもっと作りこんで笑いをまじえたものにしようと
二台のパソコンを使って画像の加工もしてくれました。

食べ物がなくて、たった二つの卵しか入っていなかった専門学校生時代の冷蔵庫を再現してくれました。

子供たちはこの映像に爆笑!

貧乏生活をなんとか切り抜け、服飾メーカーに無事就職が決まり、希望に胸が膨らんでいたが
実はもっと貧乏生活が待っていた。
子供たちはこの手の話に興味があるらしく、身を乗り出して聞いてくれる子供もいました。

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専門学校生の時、お腹がすいて眠れない布団の中で目を閉じていると
焼肉やお寿司、カツ丼など次々と食べ物の映像が頭に浮かんできました。

その時、「今夜、これを食べたい!そう思った物を食べられる大人になりたい。」
この思いが、わたしの仕事に対する原動力になりました。

子供たちに、みんなの夢はなんですか?
少し頑張れば手に入るものではなく、一生かかってやっと手に入れることが出来るくらいの
大きな夢を持って追いかけて欲しいと伝えました。


もしも、大金が目の前にあったなら何を買いたいですか?の質問に
元気よく 『貯金します!』 には少しがっかりしてしまいました(汗


「質問などありませんか?」

ちょうどその時に終了のチャイム。
やったー45分喋れた。

無事に終わり、見に来てくれていた友人から落ち着いて話していたと言われました。

凄く緊張していたので、そう言ってもらって安心しました。
職場に戻り、ジャケットを脱いだ時、シャツだけでなくジャケットの脇のところにも
おもいっきり汗が!
緊張を物語っていました。


行儀よく話を聞いてくれた子供たち、このような機会を下さった先生方に感謝。

それぞれが夢を持って、将来大きな花を咲かせてくれるのを楽しみにしています。
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by mikumano-beef | 2014-09-27 16:31